12月23日、今月のHRC登山は雪山!!
スキー場のゴンドラを使って手軽に雪山体験ができる「入笠山1955m」です。
高崎からは入山口である富士見パノラマリゾートまで約150kmありますから車で3時間の移動。往復6時間は車に乗っていることになりますが、移動中の車内は話題が尽きず、笑いの絶えない6時間でした。
山の様子はというと
こんな感じ。
数日前に3日間降り続いた積雪でふかふかの新雪歩きが楽しめました
歩行約1時間でマナスル山荘本館に到着。
このマナスル山荘本館は来年の4月より、わたくし山口がマネージャーを務め居心地のいい山小屋つくりの運営にタッチします。
山荘にザックを置いてアイゼンを装着し山頂を目指します。
週末ともなると大勢の登山者がスノーシュー、アイゼン、スキーなどで入笠山山頂を目指すためトレースははっきりついていてアイゼンがなくても登れるのですが、今シーズン最初の雪山ということもありアイゼンを装着しての歩き方の練習です。
山頂までの所要時間は夏は約30分。この雪の時期でも踏み跡さえしっかりついていればコースタイムどおりで山頂に立つことができます。
八ヶ岳はもちろんですが富士山、南アルプス、中央アルプス、御岳、乗鞍岳をぐるっと見渡すことができる大展望の山頂。残念ながら北アルプスだけは雲の合間から時々望むことができる程度でした。
富士山はこんな感じ。風もほどほどで山頂でたっぷり時間をかけて展望を楽しむことができました。
マナスル山荘本館に戻って昼食。ここは入笠山で唯一通年営業している山小屋。薪ストーブで体を温めながら昼食をいただける絶好の場所です。
今回は山頂に登る前に「山菜そば」と「名物・きな粉餅」を注文しておいたので山荘到着後すぐにおいしいお昼をいただくことができました。
一年で一番日の短いこの時期なのでゆっくりのんびりしたい気持ちをグッとこらえて下山開始。山荘をおひとりで切り盛りしているお母さんに見送られスキー場のゴンドラ乗り場へ向かいます。
途中の雪原でふかふかの雪に飛び込んだり、雪合戦が始まったりいい歳をした連中がお歓声を上げながら雪遊びを楽しみました。
冬山というと厳しい極限の世界を想像する方も多いと思いますが、手軽に楽しめる雪山もあちこちに存在します。装備もスキーの延長で十分楽しめます。山の知識のない方たちだけの入山は危険ですが、山に精通した方の案内と穏やかな天候であればお子さんでもたっぷり楽しめます。
山の店も「雪山」というと本格的な装備の購入を勧める店員さんも多いですが、山域やレベルに応じて適切な用具のご提案をよろしくお願いします。使い方もわからずピッケルを勧められたなんて事もよくあるようなので。
雪山は山の魅力が一段と輝きを増す美しいフィールドです、安全に楽しみましょう!!