ナイト登山に行ってきました

マナスル山荘本館の山口です。

昨日お泊りのお客様から夜の登山のリクエストがありました。

1か月前くらいに日帰りで入笠山に見えたグループのお一人。その時お話した夜の登山体験に興味を持っていただいたようで、下山後すぐにナイト登山付きの宿泊ご予約をいただきました。

参加者はグループ4名と別の宿泊のお客様1名の計5名。夕食後、19:00に山荘を出発です。

夏至直後とあってまだ山は明るく、山頂直下まではライト無しで登ることができました。

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山頂には19:30到着。遠くの積乱雲の雲頂はまだ白く輝いていますが、足元はライトがないと歩けない暗さ。残念ながらガスで視界はほとんどありません。

しばらく待っていると、富士見の街の明かりが見え始め、暗さが増すとともに諏訪湖周辺の街明かりがはっきりと見えてきました。天頂のガスも薄くなり、星が少しずつ見えてきました。

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30分ほど夜景を楽しみ、20:00下山開始。夜の山を歩くのは初めてという参加者ばかりなのでにわかに緊張感が漂います。

一人では心細い夜の山道ですが、総勢6名もいるとライトの明るさも手伝って寂しさは感じません。登りと同じくらいのゆっくりペースで歩きました。

下山途中で御所平峠のお花畑に入り全員ライトを消して星の観察。満天とはほど遠いですが、北斗七星を確認できるくらいの星空を楽しみました。

ライトを消して気づくのは夜空の明るさ。新月を過ぎたばかりの闇夜の時期ですが、ガスがなければ木々や山のシルエットが確認できるくらい夜の山は明るいです。

登山計画どおりに歩けず下山前に日が落ちて夜道を歩くというのは絶対に避けなければいけませんが、入笠山では意図的に夜の山を歩くということが可能です。といっても初心者だけでは絶対にダメです。

ということで、ご希望のお客様は事前にご連絡をいただければナイト登山のご案内をいたします。ご希望の日がナイト登山可能かどうか、お気軽にお問い合わせください。ただし、アルコール摂取後やライトや防寒具の装備のない方はお断りいたしますのでしっかりとご準備ください。

夜の山は山が生きていることを昼間以上に感じさせてくれます。山が息をしている感じ、わかりますか?木々の言葉、動物たちの足音。闇の静けさと騒がしさ。人間がもともと持っていていまは忘れてしまった自然に対する感覚。そんなものを感じることができるナイト登山を体験しにマナスル山荘本館へお越し下さい。

※ナイト登山の案内は無料ですが、参加者自身の自己責任でご参加ください。

満月の夜はお月見ナイト登山も実施します。来月は7月12日土曜日に実施!

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