いつ雨が降るか?

入笠山の山小屋、マナスル山荘本館の山口です。

このブログを読んで、マナスル山荘本館で、私にいろいろ聞いてみたい!という方が増えてきました。お越しくださったみなさん、本当にありがとうございます。

昨日のお客様も、わざわざ四国から。山の歩き方、山用具の使い方、遭難救助のこと、おすすめの山、山の天気・・・いろいろ質問されました。夕食時間に、とてもお話が盛り上がって、楽しい時間でした。本当にありがとうございます。

今日のお客様からは、料理のことをたくさん聞かれました。

天気の質問で一番多いのは「今日、何時から雨が降るか?」

P1030216

朝、見られた雲。まるで龍が空に登っていくような雲でした。

雨と一口に言っても、その時々の大気の状況で、降る状況が違います。先日は寒冷前線の通過で、通過時に短時間の大雨が降りました。

今日は、発達した対流雲による激しい雨が各地で観測されたようです。

large

50mmを超える時間雨量の地域が、長野県内にも、多数観測されています。画像はtenki.jpより。

今日の雲

P1030224

八ヶ岳方面の空ですが、右の白い雲は奥秩父方面。雄大積雲の状態で、まさに発達中。左の高い雲は、輪郭がぼやけています。ぼやけているのは雲が氷でできているから。固体から気体へ昇華しているからです。

右側の雲はまだまだ発達途中。この雲が更に大きくなり、カナトコ状に発達して、雷雨などの激しい気象をもたらします。

写真を撮影した直後に、美ヶ原・霧ヶ峰方面から、雷鳴が聞こえていました。

このような対流雲での雨、いわゆる雷雨は、前兆があります。

  • 空が暗くなる
  • 冷たい風が強く吹く
  • 雷鳴が聞こえる

こんな時は、30分以内に雷雨に見舞われる危険があります。

空が暗くなるのは氷の粒でできた積乱雲が、太陽光を散乱するため。積乱雲の真下は真っ暗です。

冷たい風が吹くのは、積乱雲からの雨と一緒に冷たい空気が吹き降りるから。雷鳴が聞こえたら10km圏内で落雷が起きてます。

つまり、この3点が観測されれば、ほぼ発達した積乱雲の真下にいると思ってください。写真のような対流雲、いわゆる入道雲が近くに見られたら、五感を研ぎ澄ませて、雷雨の接近を素早く判断しましょう。

対流雲による雷雨は局地的に発生するため、土砂降りのエリアの500m先は青空ということもよくあります。雷雨の接近を判断して、下山しても、結局降らなかったということもありますが、それは正しい判断です。大丈夫だろうと登山を続けて、落雷に出会うほうがよっぽど惨め。臆病くらいがいいんですよ。

雨が局地的なため、天気予報で雨と出ていても、降らないことも多いのです。が、それに慣れてしまった、雨具を持たないイケナイ登山者も増えています。

どんなときも、雨具は必携ですよ!!

 

Follow me!


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

次の記事

雲の展覧会