霧氷の季節(11/29)
入笠山の山小屋、マナスル山荘本館の山口です。
今朝はマイナス11度まで冷え込みました。おかげで霧氷がクッキリです。





12月は気温傾向は高め、雨量多めという予報が気象庁より発表されています。登山をする方はアプリの天気マ予報ばかり見ないで気象庁の予報データをきちんと見ましょうね。
気象庁発表 向こう1か月の天候の見通し(11 月 30 日〜12 月 29 日)
霧氷は空気中の水蒸気が氷点下の環境で樹木に着氷したものです。初冬のこの時期はまだ完全に空気が冷え切っておらず、水分を多く含む状態です。なので夜間の冷え込みが大きいとより発達した霧氷を見ることができます。真冬は気温がぐっと下がり、空気が乾燥して霧氷はあまり見られなくなります。
霧氷は太陽が昇り気温が上がると途端に落下し始めるので、日帰り登山の方は霧氷に覆われた美しい山の姿を見ることができません。
日中と朝の気温差が大きく、朝の気温が氷点下にならないと見られないので、寒気が周期的に南下してくれることが条件ですが。雲海も同じ理由で一日の気温差が大きい秋や春の朝によく現れます。
12月は降雪量はあまり期待できませんが、霧氷を目にする機会は増えそうです。
12月前半はまだ宿泊予約に余裕がありますのでどうぞご利用ください。

寒くなってもあじは大喜びで走り回っています。