山本幸平さん (7/28)

入笠山の山小屋、マナスル山荘本館の山口です。

山本幸平さん。東京オリンピックで4度目の代表となり、競技生活の集大成として26日に東京オリンピック「マウンテンバイク・クロスカントリー」をに出場しました。若いころから海外に単身飛び出し、世界のトップ選手の中で競技を続けた、日本では珍しく選手生命の長いアスリートです。

山本幸平さん

一年間の延期を身体や精神の維持に努め、それでいていつも明るく振舞い、人としても完成されたアスリートの生きざまをトレーニングの地として選んだ入笠山で見てきました。その姿には敬意を表さずにはいられません。

最終レースの順位は29位。「すべての想いをつぎ込んでゴールする」と話して山を下りレース会場に向かった山本幸平さんの想いは、手を挙げて笑顔でゴールラインを通過する姿にすべて表現されていたと確信しています。

2021/7/15 入笠山から伊豆へ向かう前のサイン

山を下りて競技場に向かう日にいただいたサイン。いまの気持ちを一言書いてほしいと頼みました。

マウンテンバイクでワールドカップなどの海外のレースを転戦する唯一の日本人だった彼は、最後のレースで日本人の応援の中で自分の力を振り絞ることができて、本当に素敵なラストレースになったことでしょう。

今後は後進の育成や競技の広報などを入笠山を舞台に活動する予定だそうで、このような魅力的なアスリートとかかわりを持つことができたことを私も誇りとして、支援していこうと思います。

オリンピックというイベントの在り方はパンデミックの世界で見直すことが必定であると考えていますが、4年に一度世界中のトップ選手が集まり競い合うこの大会を私は楽しみにしています。そのためには、アスリートも競技者としての存在意義をもっと明確に表現することが必要でしょう。国を代表して戦う活動には少なからず税金が投入されますので、競技を続け結果を出すことの社会的意義を競技者はもっと明確に主張しなくてはいけません。

これは私の山荘でも同じことで、山の上の営業施設としての存在意義を明確にすることが、ここで商売できる条件ということになります。山の来訪者への利便性や利用価値を正しい方法で提供し、収益を上げることによる税金の納付、雇用の確保、環境の維持がこの社会的存在意義ということになります。

山で活動するその意義をより高めていこうと、山本幸平さんのレースを見て強く自分に誓いました。

山本幸平さん、お疲れさまでした。

2015年8月 リオの選考会に向けて山荘で合宿していた山本幸平さん。いまは亡き私の母との思い出の写真。

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