「お手入れ」カテゴリーアーカイブ

マナスル登山隊で野天風呂(10/3)

入笠山の山小屋、マナスル山荘本館の山口です。

【締め切り間近】
12月17日〜18日の週末に開催される人気のイベント『クリスマスフェスタ』。お申し込みや問い合わせが増えていて、定員に達するのもももう間もなく?の状況です。参加ご希望の方はお早めにどうぞ。詳細は→『第3回クリスマスフェスタ』

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いきなりのサービスショット。本沢温泉の野天風呂、今回の登山隊のメインイベント。幸運にも貸切状態で女性陣の入浴が叶いました。

天気はいま一つ、雨に濡れることはありませんでしたが登山中はずっとガスの中。本沢温泉に宿泊しての入浴と宴、黒百合ヒュッテでの昼食、稲子湯での下山後の入浴が目的の登山隊になりました。

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↑二日目の出発前の記念撮影

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↑霧の天狗岳から中山峠へ向かう途中から周囲の山が見えるようになりました。

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↑黒百合ヒュッテのランチはカレー、女性メンバーはカフェメニューを追加。ここは食事は持参せずにランチを注文したい山小屋です。

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下山後すぐに温泉に入れるのがうれしい。炭酸水も美味しかった。

登山隊の参加者10名のうち、6名がマインドルの登山靴。

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私が足を計測して登山目的と足の特徴に合わせて選んだモデルです。もちろんスーパーフィート・メリノグレイも装着済み。大手登山ショップではあまり勧めてくれません、というかほとんど扱いのないマインドル。日本人の足に合う本当に良いシューズです。雨が多くてぬかるんだ登山道を歩いてきたので全員泥だらけですが、お手入れもしているので洗えばすぐに汚れが落ちます。正しいお手入れをしていない登山靴は泥水がしみ込んですぐに革が劣化してボロボロ、心当たりの方いますよね。

ポラールの活動量計での登山もおススメしています。心拍数をチェックしながらの登山。登山にGPSは要りません、必要なのは心拍計です。今回は私を含めて3名が装着。

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私は1日目(稲子湯〜しらびそ小屋〜本沢温泉)の登山がアクテビティ目標の103%。2日目の(本沢温泉〜夏沢峠〜天狗岳〜黒百合ヒュッテ〜しらびそ小屋〜稲子湯)の登山がアクテビティ目標の118%でした。

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つまり2日間とも普段の基礎代謝+仕事と大して変わらない運動量だったということ。なのにあんなにビールを飲んだりつまみをムシャムシャ食べたら全く摂取過剰だったですね。

ではなくて。

ポラールを装着した二人の女性は、2日目の活動量がアクテビティ目標の400〜500%でした。二人の2日目の登山は日常ではありえない活動量だったということです。いえ、私の運動能力が優れていると言いたいのではありません。もちろん登山の経験は長いし、山小屋勤務、山岳救助の仕事、山のガイドの仕事を続けてきましたが、その経験で身につけたのは筋肉で武装した体ではなくて、効率よく動ける身体です。

なぜ登山に心拍系が必要なのかというと、運動効率よい身体を作るために必要不可欠だからなのです。疲れない、故障しない、補給の必要ない登山に適した身体を作るために。

また、登山中に心拍が上がり過ぎているということは身体に過剰な負担がかかっているということです。足のトラブルの大きな原因ともいえます。自分にジャストフィットの登山靴やザックが見つからないと言っている方は、自分の体の間違った使い方が影響していることに気づいていない方が多く見られます。さらにそのことを用具選びにきちんと伝えているショップが少ないのも残念なことです。

足のトラブルや自分にぴったりの登山靴が見つからないと思っている方はどうぞマナスル山荘本館にご相談にきてください。

今日も雨。台風18号の通過後は上空の気圧の谷が接近し、やっと秋がやってきそうです。週末の連休は天気が回復しますように。

登山靴のお手入れ(5/11)

入笠山の山小屋、マナスル山荘本館の山口です。

昨夜から大荒れの入笠山。風が山荘にたたきつける音で昨夜は何度か目を覚ましました。雨も昨夜から降り続いていて、屋根に落ちる雨音が館内に響くくらいの強い雨になっています。

外に出て風速を計測してみると、5〜10m/s平均で瞬間的には15m/sくらいの強い風、定期的に山荘前を吹き抜けています。これくらい風が強いと気を緩めるとよろけます。風上にカメラを向けると固定が難しいです。

午後になって雨はやみましたが、風は相変わらず木々を大きく揺らしています。こんな日は外で作業ができないので館内の作業中心。冬のあいだにお世話になった冬用登山靴とこれから活躍する無雪期用登山靴のお手入れをすることにしました。

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私が使用しているのはNIKWAX。←NIKWAXのウェブサイトでマニュアルや動画をみることができます。たわしは身体洗い用のものを登山靴用に使用しています。

全体を水で濡らしてからシューズ用洗剤を全体に塗布し、たわしでシューズの汚れをゴシゴシ落とします。

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流水で洗剤を洗い流して汚れ落としは完了。シューズが濡れているうちに撥水加工に移ります。シューズのタイプに合った撥水材をシューズが濡れているうちに全体に塗ります。

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全体に塗り終わったらタオルでシューズを拭きます。撥水材のムラをなくすため、シューズになじます感じで拭いていきましょう。

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後は新聞紙を詰めて乾かすだけ。これで水流の中にドボンと足を入れても濡れないシューズのできあがりです。左の赤いシューズは5年くらい履いていますが、革のパサパサ感も型崩れもななく、水も見事にはじきます。

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同時に洗濯機でダウンジャケットも洗いました。これもNIKWAXのダウン用。ゴアテックスのレインウェアもNIKWAXでお手入れすれば防水機能が劣化することがありません。私の使用していたミズノ・ベルグテックの登山用レインウェアも10年使用しても新品のように水をはじきした。

ついでに私の使用している登山靴もご紹介。

マインドル【MEINDL】を長年使用しています。ドイツの登山靴メーカーで、いまでも職人がこだわりの登山靴づくりをしています。工場ではありますが、一つ一つのシューズの革の選別や作業工程を職人がチェックして作ります。仕上がりも職人が手作業で厳しく検査・確認してから店頭に並ぶ本物の登山靴です。割とたくさん流通しているブランドの登山靴も、箱を開けてみると左右の形が微妙に違うシューズにお目にかかることがよくありますので。

しかし、このマインドルのシューズは山の店では「細くて日本人には合いません」と説明されてあまり勧めてくれません。本物の登山靴なのにね。

日本人の足ってそんなに幅広いですか?私が高崎でスポーツショップを経営しているときに計測したお客様の足で幅広の足はほとんどお目にかかりませんでした。ほとんどがノーマルかスリムタイプの足。自分で幅広・甲高と思い込んでいる方がほとんどです。問題は本人の思い込みと履き方。ショップでは大きいサイズを勧めたほうがクレームにならないので、日本人の足型に合わせて作ったとされるブカブカシューズを勧められることが多いのです。ショップで見つけたらぜひマインドルの登山靴に足を入れてみてください。

このあたりの詳しくは山荘で、宿泊された夜にでも飲みながら登山靴の選び方履き方などの山靴のうんちくをたっぷりお話ししましょうか。

さて、今日はこの天気ですから登山者の姿も見かけませんので山の本でも読もうかな。

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「日本登山大系」と「日本山岳風土記」をお客様から寄贈いただきました、ありがとうございます。「美味しんんぼ」も読みだしたら止まりません、全部読めるかな?