マナスル登山隊・番外編に行ってきました(8/28)

入笠山の山小屋、マナスル山荘本館の山口です。

この週末はマナスル登山隊でした。

場所はというと・・・北鎌尾根からの槍ヶ岳。なので同行者を限定する番外編、決して24時間テレビ目当てではありません。

北鎌尾根とは槍ヶ岳山頂から東西南北に延びる尾根のひとつで、唯一登山ルートとして地図に赤線が引かれていない尾根。エスケープルートのない厳しい岩稜で岩登りやルートファインディングはもちろん、登山のすべての技量が試されるバリエーションルートです。

登りつく先は槍ヶ岳の山頂なのでその達成感は申し分なく、また長大な岩稜を登り詰める達成感も格別なのです。加藤文太郎や松濤明の遭難の歴史をも持つ伝説のルートでもあります。

ルートは脆い岩場が連続し、緊張感も半端ない。あまり気持ちの良くない場所もたくさんあります。

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この夏いちばんではないかという晴天の下、北鎌尾根から槍ヶ岳に登頂することができました。

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槍ヶ岳山荘で飲む生ビールは格別な味でした。

そしてこのロングルートの登山を助けてくれた頼もしい助っ人。

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ZENのサプリメント。天然素材由来成分のサプリメントはとっても効きました。北鎌尾根縦走中の栄養補給はこれだけです。

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山荘でも取り扱っているファウデのザック。コスパに優れているのが大変によろしい。北鎌でも通用するザックです。

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マインドルの登山靴。頼もしい相棒たちに助けられて充実感たっぷりの登山ができました。

そして同行していただいた皆さん、ありがとうございました。

明日からしばらくお休みです(8/25)

入笠山の山小屋、マナスル山荘本館の山口です。

明日からしばらくお休みします。宿泊もランチも休館。夏の忙しかった日々にできなかった清掃とか秋の準備とか。マナスル登山隊のイベントもあります。

次の宿泊営業は9月2日(土)、ランチは9月2〜3日の2日間です。その後もマナスル登山隊で平日は休館。9月9日からは通常営業となりますのでよろしくお願いします。

登山のご予定をしていた方には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 ランドネの紙面で紹介していただきましたが、ビーフシチューの販売は9月2日からとなります。

夏のシーンを少し掲載。

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少しずつ秋の気配が漂い始めました。空気も水も山の色も。9月の営業再開にはすっかり秋の山になっていることでしょう。

今後の予定(8/22)

入笠山の山小屋、マナスル山荘本館の山口です。

待ったくブログが更新されず・・・フェイスブックではその時々のシーンをアップしていたのですが・・・このサイトが楽しみな方も多いので・・・全く申し訳なく心よりお詫び申し上げます。

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今日はいろいろな雲が楽しめました。なかなか青空を見ることのできない夏でしたが、その分いろいろな雲が楽しめた夏だったと思います。

さて、盛夏が過ぎて秋がもうすぐそこまで来ています。風も雲も水も空気も夏のものとは違ってきました。今後のマナスル山荘本館の予定ですが・・・

今週末はお休みです。8月25日〜9月1日までちょっとまとめてお休みをいただこうと思っています。9月最初の9月2〜3日は営業しますが、4日からは『マナスル登山隊』のためまたお休みとなります。誠に申し訳ありませんがご理解の程、よろしくお願いいたします。

9月は9日【土】より営業を再開、しばらくはお休みなしで営業する予定です。

今後のイベントとして、『マナスル先生』を始めます!これは山や山荘に係わる分野で秀でた方に直接お話を聞いて見聞を広めようという企画。ご宿泊の方は通常宿泊料金でご参加いただけます。

第一弾は9月30日(土)。山荘の朝食でお出ししている『クロガネモチ』のはちみつを採取している『みやび養蜂』の渡辺さんが『はちみつのあれこれ』でご宿泊の方に楽しくわかりやすくお伝えします。実際のハチの巣箱や分離機を体験できます。はちみつの味の違いもお試しいただく予定です。

第2弾も近日中にお知らせできると思いますのでどうぞお楽しみに。

10月は21日(土)は【『Jazzlive in Manaslu』Gentle山本と仲間たち】のイベントと『三宅岳写真教室・秋山』を開催、どちらもまだ参加者募集中です。

もう少しブログ更新の間隔を短くして、情報アップに時間を割こうと思います。

天気のこと(8/4)

入笠山の山小屋、マナスル山荘本館の山口です。

けさは久しぶりに空が広〜い朝でした。

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台風5号が迷走から自分の進路を見出し接近しつつあります。

日本気象協会(tenki.jp)より

直接的な影響は週明けくらいになりそうですが、今日の入笠山上空の大気状態はまずまずのようです。

台風が天気図に現れると途端に「台風が来たから山はダメ」と言い出す方がいます。梅雨明けの時もそうですね、「梅雨明けしたのに晴れない」などなど。一般の気象に興味のない方ならともかく、登山をされている方からこのような言葉を聞くとちょっと失望してしまいます。

梅雨明けはについては速報値だし、台風も進路予想。概況として今後の対策を考えるのは当然として、いまの状況は?と考えることが大切です。大きな災害につながる台風や前線の動きはもちろん警戒するべきだし、間違った判断で無理に登山を続けるのもいけません。が、スマホで山の上でも天気予報が簡単に手に入るようになって、登山者の天気や雲に関する知識がとても薄くなっているように感じます。

例えば今朝の山頂から甲斐駒に向かって撮った写真。

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入笠山から甲斐駒に向かって左サイドの山梨県側は曇り、右サイドの長野県伊那方面は晴れです。

高い山から雲海を観たことがある方も多いと思いますが、天気はエリア全般が同じ状況ではなく、地形に大きく影響されて地点や高度また時間経過で大きく変わるということをよーく理解してください。そのうえで自分の登る山はどうなんだろうか?と情報を集めて考えること。さらに天気図と実際に浮かんでいる雲を比較することも山の天気に詳しくなるために必要なことです。

入笠山の東斜面にべったり張り付いてる雲は地上からはこのようになっています。

山荘の美味しいたまごを仕入れている八ヶ岳実践農場から入笠山方面の写真。こう見ると山の上は曇っているように見えますが、山頂からは西側のエリアを中心に青空と展望が広がっています。

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そして、今年は突然の大雨や雷雨が多いので、注意報や警報にも素直に耳を傾けてください。台風や梅雨明けには大騒ぎするのに、大雨警報はあまり関心を持たれない方が多いのも事実です。

山の天気はスマホを見ているだけでは何もわからないし、知識も身につきません。山小屋のテレビの前で「高気圧に覆われているから晴れ」なんて大声で解説している人も実はよくわかっていない人。

登山は自分の技術や知識を駆使して、目的の山に登り帰ってくるゲームです。自然相手だからこそ不確定要素が多く、それが登山の魅力でもあります。天気の知識も登山に必要なその一つ。難しい高層天気図や気象支援図を読めることより、自分のいる山の雲や風などの空気の流れを五感で感じられることが山の気象入門なのです。

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入笠山に多いサルオガセも霧の通り道に多く発生します(と思われる)。植生からも山の気象傾向が判断できるひとつの例として。