新型コロナ感染症に対する山荘の考え方(4/3)

入笠山の山小屋、マナスル山荘本館の山口です。

ただいま新型コロナ感染症の拡大につき営業自粛中。再開はGWの始まる4月25日です。

ただ、予定通り再開できるか見通しは立っていません。それはこの騒動がどうなった時に収束といえるのか明確に見えていないので。マナスル山荘の考え方は明確にしておこうと思います。

新型コロナウイルス感染症対策の基本方針

新型コロナウイルス対策の目的(基本的な考え方)

「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(2020 年4月1日)

厚生労働省の「新型コロナウイルス感染症について」を確認していますか?

マナスル山荘本館の新型コロナの対応と対策はすべてこの情報をもとに判断しています。

  • 終息するのは?

「新型コロナウィルス対策の目的」を見てください。流行のピークを小さく抑えることと、発症の増加スピードを抑えると書かれています。これが対策本部の終息へのシナリオと考えていいと思います。新型コロナをすべて抑え込むとは書かれていません。ピークを低く抑えてその間に医療体制を強化し、長い目で感染重症化を抑制することということになります。つまり「ここ」という終息点はないと私は判断しています。

  • 現在の状況は?

これは「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」を見てください。

  • 都市部を中心に感染者数が急増している。
  • オーバーシュート(爆発的患者急増)は見られていない。
  • 医療供給体制が逼迫しつつある地域が出てきており医療供給体制の強化が喫緊の課題。
  • 最近のクラスターの傾向は、病院内感染、高齢者・福祉施設内感染、海外への卒業旅行、夜の会合の場、合唱・ダンスサークルなど
  • 現在の課題点は?

「地域ごとの対応」と「市民の行動変容の必要性」

ここが山荘を早くに営業自粛したポイント。3が後半の連休には「コロナ疲れ」なのか、警戒感のゆるんだ方々がたくさん山に集まりました。これにはちょっと戸惑いました。そして次の週末に向けてさらにたくさんの人が首都圏から動くのではないかと。

山荘では2月25日に発表された「新型コロナウイルス感染症対策本部(第 13 回)」をもとに最初の対応対策を山荘のブログにアップしています。また、3月2日に発表された「「新型コロナウイルス感染症対策の見解」をもとに3月4日のブログで宿泊の自粛や移動のリスクのお願いをアップしました。そして3月25日のと知事会見での都民(その後首都圏)の外出自粛要請が発表され、山荘もいろいろな情報を鑑み営業を自粛することを急遽決断しました。

  • 課題に対する提言

「地域ごとのまん延の状況を判断した地域区分」と「市民の行動変容の必要性と徹底」

「感染拡大警戒地域」「感染確認地域」「感染未確認地域」のエリア分けをし、それぞれの地域ごとに対応することが提言されています。「感染拡大警戒地域」ではオーバーシュート(爆発的患者急増)を防ぐために期間を明確にした外出自粛要請が各市町村首長から発信されることがあるエリアだということですね。また「感染未確認地域」では「屋外でのスポーツやスポーツ観戦、文化・芸術施設の利用、参加者が特定された地域 イベントなどについては、適切な感染症対策を講じたうえで、それらのリスクの判断 を行い、感染拡大のリスクの低い活動については注意をしながら実施する。」くらいの想定であろうと書かれています。

地域区分が発表されたときは「感染拡大警戒地域」からの宿泊やご利用は制限させていただく対応を考えなくてはいけません。

市民の行動変容の必要性については以下のように書かれています。大事だと思うのでここに掲載します。

〇 このため、市民の皆様には、以下のような取組を徹底していただく必要がある。
・「3つの密」をできる限り避けることは、自身の感染リスクを下げるだけでなく、多く の人々の重症化を食い止め、命を救うことに繋がることについての理解の浸透。
・今一度、「3つの密」をできる限り避ける取組の徹底を図る。
・また、人混みや近距離での会話、特に大きな声を出すことや歌うことを避けていただ く。
・さらに、「3つの密」がより濃厚な形で重なる夜の街において、
①夜間から早朝にかけて営業しているバー、ナイトクラブなど、接客を伴う飲食店業
への出入りを控えること。
②カラオケ・ライブハウスへの出入りを控えること。
・ジム、卓球など呼気が激しくなる室内運動の場面で集団感染が生じていることを踏ま
えた対応をしていただくこと。
・こうした場所では接触感染等のリスクも高いため、「密」の状況が一つでもある場合に
は普段以上に手洗いや咳エチケットをはじめとした基本的な感染症対策の徹底にも留
意すること。

「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(2020 年4月1日)

この『分析・提言』にはこのようにまとめられています。

これまでも、多くの市民の皆様が、自発的な行動自粛に取り組んでいただいている が、法律で義務化されていなくとも、3つの密が重なる場を徹底して避けるなど、社会 を構成する一員として自分、そして社会を守るために、それぞれが役割を果たしていこう。

「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(2020 年4月1日)

今の営業自粛対応は早く解除したいのが本音です。経営的なダメージはこの騒動が長引けば想像できない大きなダメージとなるでしょう。「GWには元通りの生活」に戻れないかもしれません。山荘も元通りの営業ができるのかどうか。いまは、「自分の行動変容の必要性」が早いタイミングでの落ち着きを取り戻す(終息ではなくて収束)ことにつながるのではないのでしょうか。

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