営業再開のながれ(5/16)

「入笠山の山小屋、マナスル山荘」改め、「入笠山のホテル マナスル」の山口です。

昨日、長野県観光部山岳高原観光課からメールが届きました。

1 依頼内容
 令和2年5月31日までの間、山小屋の営業につきましては、引き続き休業の検討をお願
いいたします。

2 感染防止対策の徹底
 前記1の依頼にかかわらず営業を再開する場合は、「密閉」「密集」「密接」の三密状
態とならないよう、換気、消毒等の感染防止対策を徹底してください。

長野県観光部山岳高原観光課

県内外の往来を抑制するために「山小屋」は引き続き休業を検討してくださいというものです。営業してもいいですが、その時は感染防止対策をお願いしますねという内容。県は登山も「自粛」であって、禁止してはいません。

長野県の山小屋は、営業するも休業するも各施設の自己判断です。そこは正しく認識してください。

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現在、入笠山林道はマイカー規制、沢入・山荘前の駐車場は閉鎖中、富士見パノラマゴンドラは運休中・駐車場閉鎖ということで、入笠山へのアプローチできるのはマナスル山荘本館の宿泊者のみとなります。

  1. 県外からの往来は控える
  2. 休業施設の敷地・建物に立ち入らない
  3. 路肩など、駐車場と決められている場所以外の駐車はしない

1、以外は平時でも当たり前のことです。山には登ってもいいでしょう、しかしルールは守ってください。昨日も「解除になったから来たのに何で駐車場が開いていないのか?」とマイカー規制係員に詰め寄るマイカーがありましたが、公共駐車場を閉鎖するなどの判断は各市町村の判断になります。せっかく来たのだからと路肩等に駐車するのはルール違反ですからやめてください。

ホテル マナスル(マナスル貸し切り)宿泊プラン

「1日1組限定」で再開へ 入笠山のマナスル山荘本館

信州山小屋ネット

昨日の信濃毎日新聞諏訪版にも掲載されました。16日以降には特別警戒区域からの移動はある程度緩和されるかと考えていたのですが、まだ明言されませんね。引き続き県内居住者のみのご利用になりますのでよろしくお願いします。

山荘の営業にあたっては保健所の許可を受けた営業施設ですから、平時より「ノロウィルス」などの感染対策をしています。さらに私は食品衛生指導員でもあります。食品衛生については指導にのっとった正しい対応をしています。

山荘の対策と対応(5/16)

これからしばらくは、「山に登る」「山荘に泊まる」もそれぞれのリスク判断が必要になります。移動や行動の伴う人の目が一番のリスクかもしれません。リスクはゼロにはならないので、宿泊予約や登山は各自の判断でお願いします。私たちも営業を再開するうえで、信頼できる医療関係者や保健所、地方公共機関、国から提示される情報を総合的に判断して対策をとっています。それを「よし」とするか「だめ」とするかは各自の判断となります。

登山は「難易度」「天候」「体力」「装備」「ルート」「パートナー」「方法」・・・等のリスクを正しい情報のもとに総合的に判断し、目的の場所に立ち、無事に元の場所へ帰るという行為です。総合的な状況判断ができない方に登山はできません。登山人は今回のコロナにしても生活や行動のリスクヘッジは一番もっているはずなのに。狭い視野でしか見ることのできない登山人ばかりになってしまったのは残念に思います。

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これから入笠山エリアの施設段階的に営業を始めると思いますが、マナスル山荘本館の通常営業は「富士見パノラマ」のゴンドラ運行再開以降になります。24日までは上記「貸し切りプラン」のみの宿泊なので、通常通りの宿泊受入れは5月30日を予定しております。ウェブサイトの予約フォームもこの日からご宿泊予約可能なのでどうぞご利用ください。

営業再開の流れをまとめると

  • 山荘営業再開の条件は、23日以降でゴンドラ運行再開後
  • 5月24日までは「貸し切りプラン」の宿泊のみ受け付け
  • ランチの営業はゴンドラ運行再開後
  • 通常のご宿泊は5月30日から(HPよりご予約可)
  • ランチはゴンドラ利用者のみ利用可

営業再開には仕入も仕込みもこれからなので、利用者数や販売品目の条件付きになると思います。

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こんな新メニューも検討中。上に乗ってるのは「おつまみ辣油\800(オンラインショップ\1,000送料込み)」。肉や魚、お豆腐などいろいろなお惣菜と組み合わせてどうぞ。マナスル山荘オンラインショップで絶賛販売中です。

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営業再開のながれ(5/16)” に対して3件のコメントがあります。

  1. satominoru より:

    前回といい、今回といい…
    一登山者としてココロ揺さぶられるブログです。ありがとうございます。
    必ず山に戻りたいので、頑張ってください。

  2. ジョアンエリス より:

     山口さま
     基本的な山小屋経営(運営)方針、新型コロナウイルス感染症対策への方針を表明していただき、ありがとうございます。こういうことを外部にきちんと発信している小屋は少ないです。理解できなければ来ないで良いですよ、というメッセージが伝わってきます。こういう方針が分かっていない人が泊まりに来てサービスを要求すると、お互いが不幸(嫌な気持ち)になりますので、「不幸」を作り出さないための予防措置と受け止めました。
    「登山は各自の判断でお願いします。(中略)それを「よし」とするか「だめ」とするかは各自の判断となります。登山は「難易度」「天候」「体力」「装備」「ルート」「パートナー」「方法」・・・等のリスクを正しい情報のもとに総合的に判断し、目的の場所に立ち、無事に元の場所へ帰るという行為です。総合的な状況判断ができない方に登山はできません。(中略) 狭い視野でしか見ることのできない登山人ばかりになってしまったのは残念に思います。」という部分を読んで、次のように思いました。

     マナスル山荘のような、ある意味、「山の別荘」のような山小屋は範疇に入りませんが、北アルプスなど高山にある山小屋は本来はない方が良いのです。こうした営業小屋がなければ、自分で重い装備を担いで、一定の登山知識と登山技術を持ち、地形と気象を読んで、自分で「状況判断」できる人しか山は受け付けないからです。逆説的な言い方ですが、営業小屋があるから、上記とは逆の「軽装備で、一定の登山知識も登山技術も持たず、地形も気象も読めず、状況判断できない人」が山に来てしまう。夏場に「百名山」病に罹患した登山者の集中が起きるのはそういうことです。集中した登山者が排出する大量の汚物が、処理が追い付かずに自然環境を確実に蝕んでいます。そして、その何割かがトラブルを起こし、社会的な負担(県警山岳警備隊や山小屋関係者による救出活動、降ろした後の医療等々)を強いてしまう。実際、営業小屋が閉まって気候が厳しくなる冬場には、「軽装備で、地形も気象も読めず、一定の登山知識も登山技術も持たない」人たちは「状況判断」できないので、おそらくは来なくなり、山は静かな、本来の姿を取り戻していくのです。

    1. Kuman より:

      全く (同感)59年登山している。
      まず地図にて高低さ斜影を読み自分の技術体力にみあった計画をたて、
      気象 技術 装備の準備 使い方の技術 訓練してから「実行」。特に気象変動の読みで計画を臨機に変更できる知識は不可欠。登山は観光ではない。しっかりとした自己責任で望むものです
        

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