登山靴のお手入れ(5/11)

入笠山の山小屋、マナスル山荘本館の山口です。

昨夜から大荒れの入笠山。風が山荘にたたきつける音で昨夜は何度か目を覚ましました。雨も昨夜から降り続いていて、屋根に落ちる雨音が館内に響くくらいの強い雨になっています。

外に出て風速を計測してみると、5〜10m/s平均で瞬間的には15m/sくらいの強い風、定期的に山荘前を吹き抜けています。これくらい風が強いと気を緩めるとよろけます。風上にカメラを向けると固定が難しいです。

午後になって雨はやみましたが、風は相変わらず木々を大きく揺らしています。こんな日は外で作業ができないので館内の作業中心。冬のあいだにお世話になった冬用登山靴とこれから活躍する無雪期用登山靴のお手入れをすることにしました。

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私が使用しているのはNIKWAX。←NIKWAXのウェブサイトでマニュアルや動画をみることができます。たわしは身体洗い用のものを登山靴用に使用しています。

全体を水で濡らしてからシューズ用洗剤を全体に塗布し、たわしでシューズの汚れをゴシゴシ落とします。

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流水で洗剤を洗い流して汚れ落としは完了。シューズが濡れているうちに撥水加工に移ります。シューズのタイプに合った撥水材をシューズが濡れているうちに全体に塗ります。

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全体に塗り終わったらタオルでシューズを拭きます。撥水材のムラをなくすため、シューズになじます感じで拭いていきましょう。

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後は新聞紙を詰めて乾かすだけ。これで水流の中にドボンと足を入れても濡れないシューズのできあがりです。左の赤いシューズは5年くらい履いていますが、革のパサパサ感も型崩れもななく、水も見事にはじきます。

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同時に洗濯機でダウンジャケットも洗いました。これもNIKWAXのダウン用。ゴアテックスのレインウェアもNIKWAXでお手入れすれば防水機能が劣化することがありません。私の使用していたミズノ・ベルグテックの登山用レインウェアも10年使用しても新品のように水をはじきした。

ついでに私の使用している登山靴もご紹介。

マインドル【MEINDL】を長年使用しています。ドイツの登山靴メーカーで、いまでも職人がこだわりの登山靴づくりをしています。工場ではありますが、一つ一つのシューズの革の選別や作業工程を職人がチェックして作ります。仕上がりも職人が手作業で厳しく検査・確認してから店頭に並ぶ本物の登山靴です。割とたくさん流通しているブランドの登山靴も、箱を開けてみると左右の形が微妙に違うシューズにお目にかかることがよくありますので。

しかし、このマインドルのシューズは山の店では「細くて日本人には合いません」と説明されてあまり勧めてくれません。本物の登山靴なのにね。

日本人の足ってそんなに幅広いですか?私が高崎でスポーツショップを経営しているときに計測したお客様の足で幅広の足はほとんどお目にかかりませんでした。ほとんどがノーマルかスリムタイプの足。自分で幅広・甲高と思い込んでいる方がほとんどです。問題は本人の思い込みと履き方。ショップでは大きいサイズを勧めたほうがクレームにならないので、日本人の足型に合わせて作ったとされるブカブカシューズを勧められることが多いのです。ショップで見つけたらぜひマインドルの登山靴に足を入れてみてください。

このあたりの詳しくは山荘で、宿泊された夜にでも飲みながら登山靴の選び方履き方などの山靴のうんちくをたっぷりお話ししましょうか。

さて、今日はこの天気ですから登山者の姿も見かけませんので山の本でも読もうかな。

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「日本登山大系」と「日本山岳風土記」をお客様から寄贈いただきました、ありがとうございます。「美味しんんぼ」も読みだしたら止まりません、全部読めるかな?

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