マナスル登山隊、槍へ(7/9)

入笠山の山小屋、マナスル山荘本館の山口です。

6月のズミやスズランのシーズンが終わり、7月の連休まで少し静かになる入笠山。このタイミングで毎年企画している『マナスル登山隊』ですが、今年は槍ヶ岳を目指しました。

『マナスル登山隊』とは、山荘を頻繁にご利用されるコアなお客様と一緒に他のエリアの山に登りに行くイベント。ガイドやツアーではないので一般公募はありません。私もスタッフも他の山小屋を見学するよい機会になり、参加者とは宿泊した山小屋のサービスや施策をいろいろアイデア交換できる機会になっています。

今回のコースは『平湯〜新穂高〜槍平(泊)〜飛騨沢〜槍ヶ岳山荘〜槍ヶ岳往復(泊)〜槍沢〜上高地~平湯』です。

今年から小屋を引き継ぐ沖田君と記念撮影。夜は飲みながら山小屋経営について語り合いました。

飛騨乗越を目指して。上部の岩の上に槍ヶ岳山荘が見えています。槍の穂先は飛騨乗越までお預け。

雪が少ないとはいえこの時期の北アルプス、まだ沢筋にはしっかり残っています。飛騨乗越直下には登山道を隠す大きな雪渓が2か所残っていました。

雲が多いながらも槍の山頂はやはり格別。

槍への登頂ルートも山頂も貸切。我々だけの穂先でのんびり過ごしました。

一仕事終えて生ビール。

下山前に4代目?あるじの大輔君、杉山支配人と記念撮影。いろいろな山小屋の経営者が若い世代に受け継がれて頼もしく思います。山小屋もさらに面白くなってくるな〜って感じがします。

3日目は大雨でした。槍沢ロッジの村田支配人にご挨拶。

上高地からはタクシーで平湯バスターミナルへ移動。あかんだな駐車場のマイカーを回収して平湯の温泉とご飯で締めました。

今回宿泊した槍平小屋、槍ヶ岳山荘、休憩に立ち寄った槍沢ロッジとも清潔な山小屋環境を維持していてとても快適に過ごせました。それぞれの山小屋の歴史や思念をサービスや商品に表現されていて、これも勉強になりました。

それよりも・・・一番の収穫は充実した平湯バスターミナルをじっくり見られたこと。これこそ各地の山の観光行政が見習ってほしい登山者に必要な施設であり、山の事業者がベースに求めているものでした。マイカーを収容する大型の駐車場、バスターミナルまでは少し歩きますが。バスターミナルからは各登山口や主要都市へのバス運行が効率よくされている。ターミナルの建物もきれいでトイレも使いやすい。売店も楽しい、お風呂もある、荷物を預かってくれるロッカーもある。上高地を利用する登山にも平湯をベースにするのが一番だと思います。

入笠山のある富士見町はどうか?

入笠山は『富士見パノラマリゾート』が充実したベースになるために駐車場、売店、トイレ、レストランなどの施設は充実しています。が、JR富士見駅からのアクセスはいまいち。富士見駅周辺にも滞在できる場所がない。入浴施設も『ゆーとろん水神の湯』といういい施設があるのに交通機関が不十分。このあたりは町の観光行政も入笠山利用者(山が好きで山を正しく利用してくれる本当のお客様=言い方悪いですが、入笠山での各施設で行われるサービスや施策に魅力を感じ、そこにちゃんとお金を使ってくれるお客様)が何を求め、何を可知と考えるか?をさらに考えていただきたいと切に願います。私たちも入笠山を訪れる本当のお客様に、より喜ばれるサービスを提供し、山の魅力をさらに高める努力を惜しみませんので。

余談ですが、八ヶ岳に平湯のような登山ベースがなんでないのか?昔から不思議に思っています。

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槍ヶ岳から入笠山に戻って・・・やっぱり入笠山はいい山だな〜と思いながら雨上がりの道を歩きました。

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